一覧: お客様の声(その他)

大学助教授K 様

以前「めんうちきさくら」を購入頂いたK様です。生パスタのサンプル試食の感想を送ってくださいました。ありがとうございました! その時のブログ記事はこちら

生パスタありがとうございました。
早速レビューをお送りします。長文でごめんなさい。
サンプルのことをすっかり忘れていて、お湯を沸かして塩を入れ、
いつも常備のバリラ5kgの袋からパスタを取り出す、まさにその時に届きました。
何というタイミングでしょう。早速頂きました。

我が家のパスタサンプル滞在期間(ゆでる前)は2,3分かと思います(笑)
以前にフィトチーネで失敗したゆでるときの麺同士のくっつきを回避するため、
一つずつほぐしながらパラパラと鍋に投入。全くくっつきませんね。スゴイ。
適当にゆで、ソースとあえていただきました。
メニューはジャガイモとベーコンのパスタです。
ジャガイモは低温で長期保存すると信じられないくらいおいしく変身します。
デンプンが糖に変わるからで、今回は我が家の貯蔵庫にて0℃で約半年寝かせたキタアカリを使用。
(ちなみに、低温熟成のジャガイモは村上農場 ここで買えます。あまりの違いに感動しますよ。)

まず少々厚めに切ったベーコンをオリーブオイルで表面がカリッとするまで炒め、
火を消して、つぶして粗みじんにしたニンニク投入。香りがすばらしい。決して焦がさないように。
アンチョビ(重要)をみじん切りにして加え、あらかじめ焼き芋にしたジャガイモの角切りと
挽きたての黒胡椒、ゆで汁を適宜加えてソースにします。
久しぶりの生パスタなので忘れていました。
乾麺よりも、もっともっと水分を加える必要があるのでした。
麺をザルにあげてしまった直後だったので、仕方なく普通の水をお玉2杯追加。
麺はすべて使いました。味を調えて完成です。

最後の味付けに少々手間取ったので肝心の麺が多少のびたかな、と思いましたが、
なんと全く大丈夫。もっちりでした。ウマイ。
今まで買った生パスタの中で一番ウマイですね。
正直、これ使うだけで店出せます。そのレベル。
嫁ちゃんも喜んでおりました。なんせソバが食えないので(アレルギー)
私と友人のみが楽しんでおりましたが、これからは生パスタが増えそうです!

極めるためにちょっと気になる点があります。
私、生パスタはソースの吸い込みが良すぎるので、一番表面積の小さい、
丸形のノズルから出た麺が良いな、と思っておりました。
これだと食感が劣化しにくいハズですし、何よりくっつきにくいので扱いがラク。
おそらく2.0 mmあたりが良いかなと思っているのですが、
今一度、丸形2mmのパスタサンプルを頂くことは可能でしょうか?
気に入りましたらまた新たにノズル作りたいと思います!

ヨメちゃんのために、さくらちゃんをさらに活用しようという気になるくらい、
頂いたパスタはおいしかったです。ありがとうございました。



ひころいちファーム

ひころいちファーム 村上一憲 様

手記にもあるように、製麺機の実演訪問時に、震災による津波を背に小さな娘さんを背負い竹やぶの崖を駆け上った話をお聞きしていました。当社でも、わずかばかりの復興支援ではありますが、米粉麺の製麺といった形でご協力させて頂きました。陸前高田市に製麺場を手当し、新たにスタッフ2名を雇用し、9月1日より事業をスタート。あれも無いこれも無いといった状況から、逞しく前進している代表の村上さんの姿には感銘を受けました製麺・販促に日々頑張っておられる様子です。

3月11日、私は迫りくる津波を背に、妻と娘(その当時4ケ月)と3人急な竹やぶを登り、九死に一生を得ました。あと分逃げるのが遅ければ私達は命を落としていたでしょう…。 私が住む岩手県陸前高田市は街が壊滅し、多くの方々が亡くなりました。私も家は全壊し、ビニールハウスや農地も流出しました。しかし、運よく生きて助かることができました。 

震災後一ケ月経った頃でしょうか。「現代農業」という雑誌の広告に阿部技研様の「麺打ち機」が載っていました。私にも出来るだろうか…思い切ってお電話したのがきっかけでした。 私は震災前から、自家産米から「米粉麺」を委託製造してもらっていたので、以前から自分で製麺ができたら「最高だ」と思っていました。阿部技研の社長さんは、海のものとも山のものとも分からない私が初めてお電話したのにも関わらず、しっかり私の思いを聞いてくださり、1週間後には私が避難していた実家まで来て実演をしてくださいました。本当に一期一会とはこのことと思いました。 そんな温かいご支援と岩手県の補助事業をいただきながら、半年後の9月に“ひころいちファーム 麺工房”としてこぎ着けました。震災で壊滅した陸前高田で、微力ながらでも復興の言動力になって立ち上がっていきたいと思っております。助かった人には何か役割があって生き残ったのでしょうから…。

あの日の経験は恐ろしいものでありましたが、私の人生にとって大きく一歩を踏み出す再出発のきっかけとなったのかもしれません。阿部技研様との出会いに感謝です。これからもよろしくお願いします。         

岩手県 ひころいちファーム  村上一憲



一井 宏 様

引退して信州白馬で悠々自適の生活をする一井さん。それでも自宅の一室を製麺工場にして研究・・・
麺作りは生涯現役の様子です。
粉の選別・ブレンド、そして熟成がものをいう、私などにはどうあがいても作れないラーメンが作れました。過分な評価を頂きましたが、ハードよりソフトが大切だと痛感。
今後は押しかけ入門、師匠と呼ばせていただきます!

私は大阪市内で、イタリア料理店、そば、うどん店など数店を経営していましたオーナー職人です。百貨店にも出店していました。
紆余曲折の末、ちょっとは世間に評価されるようになりましたが、60歳を機にあとを譲りました。

今は信州白馬で、うどんからパスタ作りまでを、地域や近隣の人々に教えたり教えられたり、喜んだり喜ばれたり、「麺同好会」の麺作りを通じて多様な人々とのつながりが広がってしまいました。麺作りは私の人生そのものだと、未だに失敗作や新製品の開発に残り少ない人生?を注いでいます。

今を去る2003年12月1日付の日経新聞全国版に「目指せ!全国ヒット」という見出しで、「アベ技研のそばうちき《十割そばを手軽に》」の大きな記事があり、切り抜いて後生大事に、折あらばと今日まで保管していました。時は巡り、2007年10月末、アベ技研の社長夫妻に無理を言って自宅まで来ていただき、「そばうちきやまと」による麺作りのデモをやってもらいました。
そば、うどん、ラーメン、ロングパスタをそれぞれ2種類、手際よく試作していただきました。

―私は現在、他社のうどん専用麺機と、6kgのミキサーと、カット専用機を使っています(商売ではありません麺同好会のために買ったものです)。外国産のパスタマシンにも10数年使われて?いました。麺打ちは通算32年になります。機器は、ラーメン・そば専用機を加えると価格だけでも数百万円にのぼります-

デモの結果です。わずか週刊誌大、22kgの麺機のノズルから麺線が次々出てきて適寸にカットされます。作業は驚くほど簡単でした。32年の経験から、麺線を見たその時点で「これは期待以上かもしれない!」と直感しました。種類毎にボイル、そしてそれぞれ調理しました。そのどれもが絶品でした。
「なんと多くの麺機を使って随分とまわり道をしてきたなぁ!」が実感です。
麺それぞれの味、食感、艶、茹で伸びのしにくさ、どれをとっても一流店を凌ぐ出来栄えに、心が満たされる思いでした。正に万能の‘小さな巨人’といったところでしょうか。
私の長い経験から推測するに、「そばうちきやまと」の特性は、ノズルの厚みと面積、カップの容積、スクリュウの山の数と回転速度がノズルにかける圧力、躯体の重量と堅牢さ、それらの微妙なバランスが、押し出される麺線を逸品にしているに違いないと強く思っています。



焼肉店 G様

杜の都仙台の炭火焼肉やさん。
精肉のノウハウを生かし、全て国産牛使用。また肉に限らずお米は宮城県産「ひとめぼれ」を使うなど、こだわり本物志向の焼肉やさんです。

去年10月初旬から、既存の冷麺を手打ちに変えてみました。自分で粉の状態から作ってみて「とにかく美味しかったから」が一番の理由です。
粉と水で水まわしをして、その生地をこねてアベ技研の製麺機で麺を仕上げるという作業を毎日やっております。

全く単純な作業なんですが、これがまた奥が深い。何が深いかというと、作る時の気温、水の温度、粉の状態、私の精神状態、体力全てが出来上がってくる麺に影響が出てくるというと多少大げさですが、生そばを打つ方の気持ちが少し理解できたかなー?

程よい独特のコシと透明感のある冷麺で、スープとの相性もよく、昨年度に比べて倍以上のオーダーを頂いています。